まごころ同志会活動報告
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2018年活動報告
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2018年活動報告 イメージ

平成30年7月西日本豪雨災害ボランティア活動報告

ボランティア場所:広島県呉市天応西条地区

参加人数:熊本5名 福岡1名 北九州2名 延岡1名 東京1名 合計10名

実行日:平成30722

今回は熊本市在住の安藤栄さんが呼びかけた「熊本からの恩返し、あの時はありがとう!!」チームに参加しました。

 今回訪れた場所は行政が主催するボランティア組織が入っていないエリアで、災害ボランティアNPO法人「コミサポひろしま」が活動されている拠点に合流して作業をしました。


ボランティア場所

  

安藤君が午前4に出発し熊本のメンバーを拾いながら福岡に6時半ころ到着。私と合流し一路広島へ向かう。

広島駅で北九州市からの参加者2名と延岡からの参加者1名と合流し呉へ向かうが、渋滞していて呉に着いたのは10時50分くらいになりました。ここで東京からの参加者が1名合流しました。

呉市立天応小学校グランドが外部から来る人の駐車場になっていて、そこで現地で活動しているメンバーと合流し作業現場までは徒歩で持参したスコップ、土嚢袋、軍手、防塵マスク、防虫剤、飲料水などを運びました。


熊本から運んだ支援物資と参加者



ボランティアのサテライトまでは狭い坂道を炎天下の中、荷物を運ぶだけで汗が吹き出しました。
ボランティアサテライトまでは坂道

          


               

 NPO法人「コミサポひろしま」のボランティアサテライトとベースキャンプ周辺の状況           








                     

我々は小型のパワーショベルが入らない、ここのお宅の軒下にたまった泥のかき出しをしました。

深さ1.2mくらい溜まった土をスコップを使い人力でパワーショベルのアームが届くところまでかき出しました。

かき出した土をパワーショベルで道に出し、それを人力で土嚢袋に詰める作業です。

土の中には木の根っこや瓦、ブロック、よそのお宅から流れてきたエアコンの室外機などが埋まり、スムーズには掘り起こせず苦労しました。この日も快晴で気温は36℃くらいでした。

すぐにのどが渇き、持って行った飲料水もなくなり、クーラーボックスに入れていた水がとてもうまく感じました。11時半くらいから午後4時少しまで作業をしましたが無力感を感じながら、かなり限界でした。

この周辺は坂道で土嚢袋や廃材が山積みされて、道路が狭く軽トラも入れないため、土嚢袋を小型の運搬機で運ぶ状況です。人手がいくらあっても足りない感じです。

                 

今回参加したメンバーは本当に頑張りました。熊本からの参加者(2名は女性)は熊本地震で被災し、今でも大変な状況で参加し、同じ被災者としてとても頑張っていました。各地から集まった男性4人は安藤君のタッチラグビーの仲間で体力がありとても力強く、すごい戦力でした。

大変な作業でしたが、被災規模が広くてあまり達成感がなく、無力感が残る作業となりました。しかし被災されたこの家の方々が帰るとき笑顔でお礼を述べられ、見送って下さり少し救われました。

もって行ったスコップなどは寄付してきました。土嚢袋も持ち込んだ枚数ほとんどが使用されました。その他の物資も救援物資として寄付してきました。


                      作業終了

           


帰路の前に呉市内の温泉施設で汗を流し、一路渋滞の道を広島まで行き、1名下車され、北九州で2名下車され福岡で私が下車しました。福岡に着いたのは午前1時半でした。熊本に全員帰ったのは午前3時過ぎでした。

安藤君は24時間頑張り続けました。

広島県、岡山県、愛媛県、その他周辺の地域で同じような個所があり、まだまだ大勢の人の手が必要です。

今回、10名以上の参加希望者がありましたが、一人当たありの負担額が15,000円の試算になり、経済的に行けない人もありました。今回まごころ募金の支援のおかげで4,000円〜5,000円程度の負担で済みました。

企画者の安藤君はロサンゼルス新撰組OBで、2年前の熊本地震のとき、まごころ募金からの支援を受け、支援物資を配ったり、被災者を元気づけるお祭を何回も企画し多くの人を勇気づけました。

冷やした飲料水などかなり持ち込みましたが、足りないくらいで、現地のボランティアチームの方々がアイスなどの差し入れをして下さり、毎日大変な活動で体力も限界に近い状態でお金も使い本当に頭が下がります。

今回、まごころ募金とロサンゼルスのSHINSEN-GUMI FOUNDATIONから支援して頂き、いい活動ができました。心より感謝申し上げます。



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